じんもんこん2009 は終了しました.たくさんの方々のご来場ありがとうございました

ご案内

情報処理学会・人文科学とコンピュータ研究会の目標は,人文科学研究における各種学術・文化資料/情報等を情報処理技術で取り扱い,当該分野の研究に寄与すること,またこのような活動を通じて得られた知見を情報分野へフィードバックすることであり,すでに,歴史・考古学・人類学・文学・芸術などの各学問分野からの,さまざまなアプローチが報告され議論されています.情報学の人文科学への寄与,人文科学と情報学とのコラボレーションの場として,情報処理学会においても極めてユニークな存在になっています.また,1999年より毎年「人文科学とコンピュータ」シンポジウムを開催し,成功をおさめてきています.

さて,21世紀に入ってここ数年,欧米を中心に「デジタル・ヒューマニティーズ」という研究領域が立ち上がってきています.従来から進められてきた,”Humanities Computing” や 「人文科学とコンピュータ」を基礎とし,さらにWEB を中心としたデジタル情報資源の共有と研究コラボレーションなどをより重視し,これに基づいてグローバルな規模の次世代型の人文研究を進めようというものです.科学研究全般においての組織的な情報利用を推し進めようとする,「e-サイエンス」の人文科学版とも捉えることができ,今後の人文科学のありかたに新たな枠組みを与えるものとして強く期待されています.このような現状にかんがみ,じんもんこん10周年目にあたる今年度の本シンポジウムでは,日本ではまだ耳新しい「デジタル・ヒューマニティーズ」の可能性を探り,これからの学術情報資源の共有・活用,および世界的な連携のあるべき姿と,それらを推し進める情報技術・事例について研究発表を通じて議論を深めることとしたいと考えています.

開催概要

開催日程
2009年12月18日(金),19日(土)
会場
立命館大学 びわこ・くさつキャンパス「エポック立命21」(滋賀県草津市野路東1-1-1)
主催
情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会
共催
文部科学省グローバルCOEプログラム・『日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点』(立命館大学)・『歴史都市を守る「文化遺産防災学」推進拠点』(立命館大学)
後援
アート・ドキュメンテーション学会,記録管理学会,情報知識学会,情報メディア学会,全国歴史資料保存利用機関連絡協議会,電子情報通信学会,日本アーカイブズ学会,日本情報考古学会,日本図書館情報学会
(50音順)

実行委員会

八村 広三郎(立命館大学)[委員長]
後藤 真(花園大学),三宅 真紀(大阪大学), 赤間 亮(立命館大学),大窪 健之(立命館大学),西川 良和(立命館大学),関口 博之(立命館大学),矢野 桂司(立命館大学),高橋 晴子(大阪樟蔭女子大学),田窪 直規(近畿大学)

プログラム委員会

相田 満(国文学研究資料館)[委員長]
伊津野 和行(立命館大学),吉越 昭久(立命館大学),當山 日出夫(立命館大学),村上 征勝(同志社大学),及川 昭文(総合研究大学院大学),小澤 一雅(大阪電気通信大学),柴山 守(京都大学),川口 洋(帝塚山大学),永崎 研宣(人文情報学研究所),関野 樹(総合地球環境学研究所),鈴木 卓治(国立歴史民俗博物館),原 正一郎(京都大学),田畑 智司(大阪大学),山本 泰則(国立民族学博物館),加藤 常員(大阪電気通信大学),上地 宏一(東京工科大学),松村 敦(筑波大学),阪田 真己子(同志社大学),曽我 麻佐子(龍谷大学),吉岡 亮衛 (国立教育政策研究所),五島 敏芳 (京都大学),田中 弘美(立命館大学),田中 覚(立命館大学),前田 亮(立命館大学),古瀬 蔵(国文学研究資料館),山田 奨治(国際日本文化研究センター),桶谷 猪久夫(大阪国際大学),師 茂樹(花園大学),坂谷内 勝(国立教育政策研究所)

おもなトピック

考古学・歴史学・文献学・言語学などを含むデジタル・ヒューマニティーズ,人文情報学,GIS,デジタル・アーカイブ,デジタル博物館,シリアスゲーム,視覚化,データ・マイニング,教育,ドキュメンテーション,人文関連情報の解析,デジタル化文書,WEB 活用,保存科学,文化財防災,情報検索,メタデータなど.ただし,必ずしもこれらに限定されるものではありません.

プログラム

詳細プログラム付きパンフレット(12/9修正版)をご覧ください.A3サイズ両面見開きとなっております.

A4用紙に印刷しやすい左右分割版(12/9修正版)も用意いたしました.

座長名付きのプログラムもご用意いたしました.

※12/9まで公開していたパンフレットのプログラム内容に修正がございます.詳細はプログラム正誤表をご覧ください.

参加案内

参加受付を開始いたしました.参加費がお得な事前受付は12/9(水)までとなっております.

お申し込みは情報処理学会のじんもんこん2009 参加申込サイトからお願いいたします.

参加費

参加費は論文集および税込の金額です.

懇親会の参加費(一般 5,000円,学生 3,000円)については当日会場での受付(現金払いのみ)となります.

参加種別 12/9(水)までの申込 当日受付
情報処理学会会員・研究会登録会員 6,000円 8,000円
共催・後援団体会員 6,000円 8,000円
一般(非会員) 8,000円 10,000円
学生 2,000円 3,000円

宿泊情報

立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)にお越し下さる際の宿泊については以下のご案内を参照願います.特別価格が用意されているホテルもございます.

じんもんこん事務局では宿泊の取りまとめはいたしません.直接ホテルへお申し込みください.


じんもんこん2009
宿泊情報(PDF形式)

カメラレディ論文作成方法

概要論文が採択された方は,以下の「じんもんこん2009カメラレディ執筆ガイド」を参照の上,カメラレディ論文を提出してください.概要論文とは提出方法が異なりますのでご注意下さい.メール等による電子的な送稿はお受けできません.


じんもんこん2009
カメラレディ執筆ガイド
(MS-Word形式)
カメラレディ論文送付先
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館4F
(社)情報処理学会 研究部門 調査研究
 じんもんこん2009担当 渡辺未果 宛
Tel: 03-3518-8372(代表)
Fax.03-3518-8375

2009年11月18日(水)必着

スケジュール

項目 日程
概要論文(2頁)締切 2009年9月24日(木)
採否通知 2009年10月16日(金)
カメラレディ論文(8頁または6頁)締切 2009年11月18日(水)

概要論文の応募について

(概要論文の受付は終了しております。多数のご投稿ありがとうございました)

  1. A4判2ページ(図表を含む)の概要論文を下記の論文投稿先へ提出してください.PDF もしくはWordファイルによる電子投稿を基本とします.査読方針,概要論文の書き方,送付方法などについては,じんもんこん2009概要論文フォーマット(Microsoft Word形式:52KB)に詳しい情報がありますので,ダウンロードの上必ず参照してください.また,概要論文の内容や表現がシンポジウムの趣旨に合致していることに留意してください.人文学あるいは情報技術のどちらかに著しく偏ったものである場合は,研究内容の優劣にかかわらず採択されないことがありますので注意してください.
  2. 概要論文には希望する発表形式を明記してください.どれでもいい場合はその旨記入してください.
  3. 事務局からの連絡は,電子メールを用います.投稿には必ず受理通知をお返ししますので,万一通知が来なかった場合はお問い合わせください.
  4. 提出された概要論文に基づいて,プログラム委員会で査読・審査の上,応募論文の採否を決定します.
  5. 採択された場合,A4判8ページまたは6ページの論文集用カメラレディ論文を提出していただきます.
  6. 採択論文のうち,本シンポジウムおよび本研究会の趣旨に合致し,かつ,内容の優れたものは,シンポジウム終了後,情報処理学会論文誌への研究会推薦論文として論文誌編集委員会に推薦します.

問い合わせ

シンポジウム全般の照会先
立命館大学・情報理工学部 八村 広三郎
Email: jmk2009info@gmail.com