開催予定

◆第91回 人文科学とコンピュータ研究会発表会

 主査:関野樹,幹事:後藤真,阪田真己子,高田智知,山田太造

会場情報

 日時 2011年7月30日(土)
 会場 大阪電気通信大学寝屋川キャンパス(大阪府寝屋川市)
    J号館6階小ホール
 会場へのアクセス   京阪本線寝屋川市駅下車 徒歩7分

懇親会

     日時 2011年7月30日(土)18:30より
     会場 がんこ 寝屋川店
     住所 〒572-0837 大阪府寝屋川市早子町10-16
     TEL  072-820-1120
     (京阪本線寝屋川市駅から徒歩3分)
     http://www.gankofood.co.jp/group/washoku/shop/neyagawa/
     会費 5,000円(飲み放題付)
     学生は割引を予定しております.
     t_yamada■nihu.jpまでお知らせください(@を■に変更しています)

発表申込

発表申し込みは締め切りました.

参加費(聴講)

  詳しい情報は下記URLをご覧ください。
  http://www.ipsj.or.jp/09sig/kenkyukai/sanka.html

冊子体『研究報告』のオンライン化について;

昨年度より、情報処理学会のすべての研究会は、論文誌を全面的にオンライン化することになりました。
詳しい情報とQ&Aは、下記URLをご覧ください。
http://www.ipsj.or.jp/03somu/kinen_jigyo/50anv/d-library/dl-sig.html

この方式は、事前にインターネットから論文をPDF形式でダウンロードしていただく(研究会員は無料、それ以外は有料)、
もしくは当日会場にてUSBメモリからデータをコピーしていただくことによって論文を閲覧するものです。
研究会参加希望の方は、事前にダウンロードしたものをプリントアウトしてご持参い ただくか、パソコンをお持ちいただくことになります。

論文は通常、研究会開催日の一週間前からダウンロード可能となります。

CH研究会は、人文系との中間領域であることもふまえまして、22年度にかぎり、 印刷した冊子を作成いたします(23年度以降は未定)。
研究会参加者に限り、冊子をお渡しできます。しかし、参加者以外には、学会の規定上お渡しできません。
当日、参加できなかった会員のみなさまは、大変お手数ですが、論文をダウンロードのうえ、ご参照いただければと思います。

研究会のみなさまにはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願 いいたします。

プログラム 

7月30日(土)

[10:30-11:10]
(1)刑事裁判例からの量刑関係情報抽出の試み
○野田 奏(大阪電通大),竹内 和広(大阪電通大),三島 聡 (大阪市大)

過去数年分の刑事裁判の判決文を収集し、人手で量刑に関わる言語表現のタグ付けを
行っている。そのタグの整理・分析に基づいて、量刑関係情報の自動抽出について検討
した。

[11:10-11:50]
(2)新聞社説論調の文章解析ソフトによる測定結果と短命内閣における支持率との連動性
○吉田文彦(東海大)

森、安倍、福田、麻生、鳩山の5つの内閣を対象に、4全国紙の内閣関連社説内のポジ
ティブな意味の語とネガティブな意味の語を数え時系列で論調を指数化したところ、ど
の内閣でも支持率と有意な相関があった。

[11:50-12:30]
(3)日本語版Wikipediaにおける専門用語解説の分野間比較
○山村あずさ(筑波大),芳鐘冬樹(筑波大)

日本語版Wikipediaにおいて、図書館情報学と結晶成長学の専門用語がどのように記述さ
れているかを観察し分析した。分析には因子分析を用いた。2分野の分析結果を比較
し、記述傾向に違いがあることを確認した。

12:30-13:45 昼休み(75分)

[13:45-14:25]
(4)展覧会カタログとWebサイト上の博物館資料メタデータの比較の試み
○矢代寿寛(総研大),宮澤彰(NII)

博物館資料メタデータの作成支援や修正,Linked Data化における有効性を計るため,展
覧会カタログに記載されている出品目録の記述項目と値を調査・分析した.Webサイト上
で公開されているメタデータの記述項目数や記述率などと比較した.

[14:25-15:05]
(5)日本史史料における翻刻テキストの構造化支援手法
○山田太造(人間文化研究機構),井上聡(東京大),遠藤珠紀(東京大),久留島典子(東京大)

本研究では日本史史料を対象とした翻刻支援のためのシステムについて述べる.我々の
システムには史料画像上の任意の位置へのテキスト付与やアノテーション付与などの機
能がある.これらの機能を実現するための翻刻管理やテキスト構造化の手法を示す.

[15:05-15:45]
(6)東洋学文献類目のセマンティック Wiki 化の試み
○守岡知彦(京大)

「東洋学文献類目」(類目)の EsT を用いた再実装の試みについて述べる。類目はデー
タの蓄積の点でも電子化の点でも歴史が長く、レガシー問題を抱えている。このメンテ
ナンス性の向上と Linked Data 的な性格の付与を試みる。

15:45-16:00 休憩(15分)

[16:00-16:40]
(7)能の型付資料に基づく所作単元の分析と舞の3Dアニメーション合成
○岩月 正見(法政大),山中 玲子(法政大),大塚 将太(法政大),中司 由起子(法政大),柳瀬 千穂(法政大)

能の舞は、型付と呼ばれる資料に記述された所作単元の時系列的な組み合わせにより動
作が決められる。本研究では、モーションキャプチャにより収録した所作単元から、一
連の舞に組み込まれても必ず演じられるコア部分を抽出し、これらを時系列的に配置す
ることにより、能の舞を3Dアニメーションとして合成する手法を提案する。

[16:40-17:20]
(8)石造遺物デジタルアーカイブ構築のための撮影手法の開発
○上椙英之(神戸学院大),上椙真之(宇宙航空研究開発機構),多仁照廣(敦賀短期大)

各地に点在する石造遺物のデジタルアーカイブ化の為には,非汚損・非接触そして効率
的なデジタル化が求められる.本研究では,先ず画像から表面に刻まれた文字情報を取得
するための撮影・解析手法を開発する.

[17:20-18:00]
(9)乗用車の側面形状の地域・年代による違い関する定量的検討
○小森政嗣(大阪電通大)

1900年代から2000年代に発売された乗用車の側面輪郭形状を,楕円フーリエ記述子を用
いて解析し,乗用車デザインの年代に伴う変化や製造地域(欧州・北米・アジア)によ
る違いについて定量的に分析した.

お問い合わせ

 阪田 真己子(同志社大学文化情報学部)
 E-mail: msakata■mail.doshisha.ac.jp (@を■に変更しています)

2023-07-05 (水) 18:01:16

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