開催予定に戻る ◆第98回 人文科学とコンピュータ研究会発表会†
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懇親会†
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詳しい情報は下記URLをご覧ください. プログラム†【一般セッション】 【学生ポスターセッション】 [10:30-10:50](発表者からの5分程度の概要説明) [10:50-12:00] (ポスター発表) (1)映像・画像資料アーカイブ連携・時空間処理システム 歴史・文化資料・資産としての画像および映像資料などのデジタルアーカイブを一般GIS等の地理 空間情報処理ツールおよびTimeMapに代表される時空間情報処理ツールとの統合化を図り、さらに古 文書アーカイブの一例として国際敦煌プロジェクト等の大規模デジタルアーカイブに組み入れること により国際連携により利活用な時空間情報処理の実践例を示す。~ (2)絵巻の構造化記述による”絵解き”デジタルアーカイブの構築 仏教文化の伝播の一例として、大幅の絵巻を用い社寺の縁起や勧進・布教を説く”絵解き”を対象 としたデジタルアーカイブの構成を検討した。用いる絵巻は、説くべき物語・説話の進行に対応した、 絵画構成(レイアウト構造)を有し、この構造に対応したテクスト、時空間構造および話者による説 明が付随する。ここでは、絵画構成をPXML(Picture eXplanation Markup Language)により記述する ことにより関連する原典資料のアーカイブ化と”絵解き”として加工されるメディア表現が可能と なることを示す。~ (3)スマートフォンを用いた「景観文字」調査支援システムの試作 本稿では、スマートフォンを用いた言語景観調査の調査手法を提案する。具体的には、街路の看板な どの文字(景観文字)を、スマートフォンを用いて調査するシステムを試作したので、その概要につ いて報告する。本システムはスマートフォンアプリとデータベースを搭載したサーバからなる。スマ ートフォン側では搭載されている各種センサを利用して、撮影と同時に位置情報や時刻を記録する。 また、サーバ側にデータを集約することで、データを再利用しやすい形式で保存し、データの確認や 分析を手助けできる。さらに、スマートフォンが普及していることを生かし、複数人での調査に対応 したシステムを目指す。今回開発したシステムの試験運用を柳ヶ瀬で行った。調査は「柳ヶ瀬」とい う文字が書かれた交通標識や店の看板を対象とし、データを収集した。本システムの利用により、撮 影した写真と位置情報などのデータを取得時に結びつけ確認できる。また、複数人での調査において も、区別して集約できる。今後は他の地域や大人数での調査し、その結果を集めることで、本システ ムのさらなる改善を行う予定である。~ (4)井原西鶴の『万の文反古』の文体分析 本研究は江戸時代の作家井原西鶴(1642?~1693)の浮世草子のなかで没後門下の手によって出版さ れた第四遺稿集の『万の文反古』の著者に関する疑問を文章の計量的観点から検討する。 [12:00-13:30] 昼休み(運営委員会) 【一般セッション】 [13:30-14:10] 「理念型モデル化分析法(ITMA: Ideal Types Modeling and Analysis)」は、概念的には M.ウェーバーが提唱した社会学の方法論「理念型」の考え方と、技術的には地理空間情報シ ステム(GIS: Geospatial Information System)における「オブジェクト指向GIS」の考え 方を融合させた方法である。この方法を通して個々の研究者の現実世界に対する認識は、 オブジェクト指向モデリングによって記述され、記述された情報モデルを用いて個々の研 究者に特化した研究データベースの構築と分析が行われる。さらに、複数の異なる研究者 によって記述された情報モデルを相互に比較することで、それぞれの研究者の認識の相違の 明確化や、総意モデルによる解釈を可能にする。この方法は、ビッグデータの利活用の方法 としても期待できるが、その実装と運用には様々な課題があり、実用に向けては様々な技術 的問題を解決する必要がある。そこで、本研究においては ITMAの実装と運用に関する現状の 問題点を整理する。~ [14:10-14:50] XMLは文献学的なテキスト分析にも応用が期待されるマークアップ言語である。特にTEIによってガ イドラインが策定されてから、その利用価値は一層高まっている。今回は、複雑な構造を持つテキ ストをTEI P5に従って分析する具体的に事例について報告する。6世紀ごろインドであらわされた 文献『中辺分別論複注』(Madhyantavibhagatika)は、写本各葉の右側約3/1が欠損している。 山口益博士はこの写本を用いて1934年に校訂テキストを公刊したが、欠損部分は博士がチベット語訳 からサンスクリット原典を想定することによって補完されている。(想定された部分はイタリック 表記になっている。)欠損部分は写本そのものが偶発的に破損したものであるため、当然のことな がら、テキストの論理構造とは無関係に想定サンスクリット原典が挿入された形になっている。こ のように、このテキストは段落などの論理構造と、再現箇所が無秩序の混在しているため、マーク アップの方法に工夫が必要になる。本発表ではTEI P5に従ってこのテキストをマークアップする 方法について考察する。またそれによって得られた電子データをウェブ上でどのように活用する か、その具体的事例を紹介する。 [14:50-15:30] CH研究会のこれまでの研究報告に関するサーベイをもとに、我が国の人文学においてデジタル技術 がどのように活用されてきたかを報告する。特に、人文学のなかでも、どのような分野において、 どのような技術や手法が適用されてきたか、ということについても目配りしつつ、海外の同種の 動向とも適宜対比しながら検討する。 【特別セッション】 [15:45-16:45] 【奨励賞授賞式】 [16:50-] クロージング 冊子体『研究報告』のオンライン化について†2009年度より,情報処理学会のすべての研究会の研究報告(定例研究会の論文) この方式は,事前にインターネットから論文をPDF形式でダウンロードしていただく CH研究会では移行措置として,2011年度までは研究会参加者に冊子体を配布しており 予稿論文は通常,研究会開催日の一週間前から情報処理学会の情報学広場よりダウ みなさまにはご不便をおかけしますが,ご理解のほど,よろしくお願いいたします. お問い合わせ†
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