開催予定に戻る ◆第90回 人文科学とコンピュータ研究会発表会†主査:関野樹,幹事:後藤真,阪田真己子,高田智知,山田太造 会場情報† 日時 2011年5月21日(土) 懇親会† お店が変わりました!! 発表申込† 発表申し込みは締め切りました. 参加費(聴講)†
詳しい情報は下記URLをご覧ください。 冊子体『研究報告』のオンライン化について;†昨年度より、情報処理学会のすべての研究会は、論文誌を全面的にオンライン化することになりました。 この方式は、事前にインターネットから論文をPDF形式でダウンロードしていただく(研究会員は無料、それ以外は有料)、 論文は通常、研究会開催日の一週間前からダウンロード可能となります。 CH研究会は、人文系との中間領域であることもふまえまして、22年度にかぎり、
印刷した冊子を作成いたします(23年度以降は未定)。 研究会のみなさまにはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願 いいたします。 プログラム †5月21日(土) 【学生セッション1】 本研究では、従来行われてきた様式からのアプローチを踏まえつ つ、新たに法量を用いた数量的観点からのアプローチを試みた。 主成分分析の結果、従来の様式研究と矛盾していないことから、 法量にも仏師の特徴が少なからず現れていることが判明した。 [10:00 - 10:40] 江戸時代前期の作家井原西鶴(1642?~1693)によって著されたと 考えられる作品は多数残されているが、それらの作品には様々な 問題が提起されてきた。しかし、現在まで計量文献学な観点から 検討された研究はない。そこで本研究は、先行研究で提起された 問題に対して計量文献学の観点から検討を行う。 [10:40 -11:20] 地図や空中写真、地名に関する資料の所在は、MLA領域と地理空間 情報領域とに分断されている。本研究は、両分野のメタデータ標準 をクロスウォークするAEIスキーマと、PI準拠の地名典拠とによ り、空間情報を含む資料の幅広い共有を目指す。 昼休み 75分 【学生セッション2】 本研究では、音楽療法士により記述された質的事例報告を対象と し、臨床における多様な相互関係の中から、「セラピストはクライ エントの何をみてきたか?」という点を、計量言語学的に明らかに するための基礎研究を行った。 [13:15 -13:55] 本研究では,ダンスにおける他者とのインタラクションの効果を 明らかにするため,モーションキャプチャを用いて二者によるア ップダウン動作の実験を行った.互いに向き合う対面条件と,一 方が相手を見ることができる非対面条件を設定した.他者を意識 させる条件下での二者間の身体動作の特徴を定量化し分析する. [13:55 -14:35] 近年、非母語話者が書く英語科学論文(以後、論文)と母語話者 の論文の分類を通して、両者の様々な言語的差異を抽出すること が試みられている。本発表では、まず、論文中の談話表現に着目 し、その頻度を素性の候補とするランダムフォレストに基づく分 類器を構築する。その分類精度は約90%で類似研究の中でも高いも のであった。そして、構築された分類器の素性を分析すること で、非母語話者の論文に特徴的な談話表現を抽出する。 休憩 15分 【一般セッション】 国内の博物館Webサイトにおいて公開された所蔵資料のメタデータについて、収集した 機関分のデータから、記述規則や値の記入率を調査した。この結果から、公開データの 評価や活用について考察する。 [15:30 -16:10] 立命館大学アート・リサーチセンターでは陶磁器・漆器・竹工芸 のデジタル・アーカイブ化を進めている。プロジェクトの概要を 紹介し、国内外における工芸作品のデータベース化の現状と課題 について述べる。 [16:10 -16:50] 本発表では科研特別領域研究「にんぷろ」の事例を取り上げ、我々が 想定するパソコン、スマートデバイス、オンラインサービスという3 種のクライアントの特性を活かす成果発表のフレームワークを紹介 する。 [16:50 -17:30] 近年、若者の旅行離れが指摘されているが、 観光に関する若者の消費行動の変化について体系的に扱った論考は ほとんどない。 本報告では、大学生の観光に関する自由記述アンケートとライフス タイル分析を通し、若者の観光感の実相に迫ってみたい。 お問い合わせ† 阪田 真己子(同志社大学文化情報学部) 2023-07-05 (水) 18:01:15 開催予定に戻る |