開催予定に戻る ◆第82回 人文科学とコンピュータ研究会発表会†(主査:後藤真,幹事:上地宏一,鈴木卓治,関野樹,三宅真紀)
■新型インフルエンザへの対応について SIG-CH82は現時点(5月20日)では予定通り開催する予定です。 感染予防については、参加者各位の判断で必要な対策を講じていただきますよう、お願いいたします。 なお、開催会場等の関係機関から要請があった場合は、やむを得ず中止する場合があります。 当Webページならびにsigchメーリングリストの情報にご注意ください。 会場情報† 日時 2009年5月23日(土) ・地下鉄 懇親会† 日時:2009年5月22日(金) 18:30~20:30(予定) アフターセッション†(発表内容について議論を深めるため、研究会終了後に簡単な飲食とともに参加 者同士で話をする機会を設けます) 時間:研究会終了後2時間程度 参加希望者はなるべく下記の返信用書式で上地<kamichi■fonts.jp>(@を■に変更しています)までご連絡ください。当日参加も可能です。 発表申込†
原稿提出締切 2009年4月22日(水) 冊子体『研究報告』のオンライン化について†今年度より、情報処理学会のすべての研究会は、論文誌を全面的にオンライン
化することになりました。 この方式は、事前にインターネットから論文をPDF形式でダウンロードしていた
だく(研究会員は無料、それ以外は有料)、 論文は通常、研究会開催日の一週間前からダウンロード可能となります。 CH研究会は、人文系との中間領域であることもふまえまして、21年度にかぎり、
印刷した冊子を作成いたします(22年度以降は未定)。 研究会のみなさまにはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願 いいたします。 プログラム †キャンセルがあったため、午前中のセッションの一部を変更しました(4月24日) [09:30-10:05] デジタルアーカイブが重視されるなかで、「文字」の問題について 考える。第一には、共時的に、コンピュータ環境が変わっても同じ 文字が見えることの問題。第二には、通時的に、将来にわたって同 じ文字が見えることこの問題。この観点から、フォント埋め込み PDFの利用の問題点について考える。具体的事例としては、デジタ ル版『内村鑑三全集』(全40巻)をとりあげる。 [10:05-10:40] 日本文化はいくつの小文化圏と認定すべきか。その認定基準は何 か。地理的分布を分析対象にして、9文化圏に分けることの是非 について論究する。 [10:40-11:15] 紙媒体に描かれた旧境界線(旧国境、郡界、村界)の空間データ 化手法を提案し、提案手法による摂津国・所領配置図(兵庫県史付 図)を対象とした旧境界のデータ化の試みについて報告する。 休憩(105分) [13:00-13:35] Lockingダンスの主観的な判断基準である質評価指標を、モーショ ンキャプチャを用いた動作解析とアンケートでの感性情報解析と いう二つのアプローチで解明する。 [13:35-14:10] モーション・キャプチャ計測の経験のある日本舞踊指導者と学習者 に対してインタビューを実施し、モーション・キャプチャ映像を学 習の試行錯誤において活用することにより目指す行為と実際の行為 のずれの感知が促進される可能性を見出した。 休憩(10分) [14:20-14:55] 舞踊を学習する者の熟達化を支援するためにモーションキャプチ ャが活用できると考えている。本研究では、これまでの実践と、 モーションキャプチャを舞踊の教育へ活用する理論的モデルを紹 介する。 [14:55-15:30] 本稿では伝承者が先行者から継承したものをいかに後続者に伝えて いるかということを明らかにすることを通じて、伝承において変化 が許容されるメカニズムを明らかにする。その上で、フィールドか らの情報に基づき、民俗芸能の記録に今後求められることについて 考察していく 休憩(15分) [15:45-17:30] 東京大学文学部・大学院人文社会系研究科では、2008年4月より、 次世代人文学開発センター・萌芽部門においてデータベース拠点を 新設し、次世代人文学におけるデータベースの在り方について、 SAT研究会が構築した大蔵経テキストデータベースを中心にして 研究を展開してきている。本特集セッションでは、このセンターに おける活動を通じた研究成果の一端を報告することで、各地で 展開されるデジタル技術を媒介とした次世代の人文学への試みの 一助となれば幸いである 「大蔵経と人文系データベース」 SAT研究会では大蔵経のテキストデータベースを完成させ、 大蔵経本来の営みであるその時点でのより良い学術情報資源の 提供に向けて新たな試みを展開している。本報告ではそのうちの 二つの方向性、すなわち、独自に提供する情報資源の内容の 深化と、既存の情報資源同士の相互運用について、現状とともに 将来的な見通しについて報告するとともに、人文系データベース 全体にとってのそれらの試みの意義について論じる。 「Translation and Textual Research Through the Combined Usage
of Digital Canons and Digital Lexicons: Applications of the Digital
Dictionary of Buddhism」 Over fourteen years have now passed since the installation of the -Digital Dictionary of Buddhism- [DDB] on the WWWeb. Originally uploaded with approximately 3,200 entries, this compilation now contains almost 47,000 entries, based on the contributions of over individuals. The DDB is also subscribed to by 25 university libraries from top-rate institutions in North America, Europe, and Asia. Originally viewed by Muller first and foremost as a lexicographical tool for the translation of Buddhist canonical texts, the DDB is now fulfilling that role to a degree that is enhanced greatly by the concurrent maturation of canonical text digitization projects such as CBETA, SAT, RITK, and the digital Hanguk bulgyo jeonseo. As the usage of these digital canons grows in scope and sophistication, translators around the world can benefit immensely by the simultaneous usage of digital canons and the DDB, both through its web implementation and the usage of localized tools. 「言語テクストのデジタルアーカイブズについて」 本報告は言葉によるテクストの意味作用や伝達について、記号論的に 再考することで、従来から行なわれてきた全文テクストデータベース や画像データベースではない、テクストの新しいアーカイブズの可能 性を探ることを目的とする。 照会/申込先† 関野 樹(総合地球環境学研究所) 2023-07-05 (水) 18:01:16 開催予定に戻る |